<LEDの影響>
東京メトロ半蔵門線


東京メトロ半蔵門線。渋谷~押上(スカイツリー前)駅までが半蔵門線ですが、東武鉄道・東急電鉄と相互直通運転をしています。
ホームや車両のLED化が進む地下鉄の様子を、いくつかの駅のホームで観察してみました。(写真は、押上駅(左)と、錦糸町駅(右))






渋谷駅。天井のひび割れが激しいです。このような状態がホーム全体で起きていました。

 

 
特に、架線を天井に取り付けるための金具付近は劣化が激しく、ひび割れだけでなく、表面のコンクリートの剥がれが広範囲に渡っています。

 
また、下の部分も、水の流れた跡が浸食され、
 
壁のつなぎ目も、水が流れた跡のところが割れて隙間ができ、また、常に黄色い水で濡れている箇所もありました。





 
表参道駅は、ホームにコンクリートの柱がいくつも並んでいましたが、比較的新しそうなコンクリートは、全体に
すすけたように黒ずみ、それほど深くはないものの、全体的に細かなひび割れが無数にありました。
ホームの照明はLED。写真の乗り入れの銀座線の車両ライトもLED。それらが常に至近距離から当たります。

 

 
壁の上部には、黒い雨の跡と、ひび割れがいくつもでき、


下の、線路付近は、全面的にすっかりサビてしまっていました。





 
青山一丁目の天井も、やはりいくつもの大きなひび割れと補修の跡があり、

 
特に金具の近くがひどい状態でした。

 
補修の跡も、さらに浸食され、黄色く変色した箇所もありました。

 
さらに、この箇所は、金具脇のコンクリートで覆われていた鉄骨が、完全にむき出しになってしまっていて、
その鉄骨自体も腐食が激しい状態でした。危険な状態に見えます。

 
線路脇のコンクリートには無数の細かなひび割れと、それが大きくなって、剥がれてしまった箇所もいくつもありました。





 
 
1番劣化の激しかった大手町。どこを撮影しても(3枚とも別の箇所)このような状態の、ホームの壁の浸食の多くは、

  
通気口のような開いている箇所や、ケーブルやパイプを通す穴から雨(LED水)が流れ込んで、そこから特にひどく起きているのが分かります。

 
撮影時も、このように黒っぽかったり、オレンジ色や黄色い水の跡が、常に濡れていました。

 


 
特に劣化が激しい箇所は、深いひび割れの他、砂利が見えるほどのコンクリートの剥がれや、
中には深い穴が開いている箇所もありました。

 
下の方も劣化もひどく、縁の部分がなくなってしまった箇所も。

 
壁と地面の境目が浸食され、穴や隙間が空いている箇所もあり、


線路のサビや、枕木の間のコンクリートのひび割れも見られました。

 
天井部分も、ひどい黒ずみと浸食が見られます。

 
補修が追い付きません。


大手町は、他にも丸の内線や、東西線、千代田線があり、次々とリニューアル工事が行われていて、
ここも、近いうちに工事が行われると思いますが、車両内のLEDに加えて、ホーム(構内)もLED化されれば、
いくらリニューアルしても、またあっという間に浸食・崩壊が始まってしまいます。





 
ホームの照明がLED化されている三越前。線路に沿ってLEDが当たるため、そこを雨に濡れた電車が
通れば、その飛び散った雨が、周りのコンクリートや金属を浸食・劣化させてしまいます。
地下鉄とはいえ、区間によっては地上を走るので、濡れた列車による浸食も起こり得ます。

  
ひどいコンクリートの剥がれや、鉄筋がむき出しになった状態、黄色い変色も見られます。

 
壁と地面の境目も、すきまや穴が開いている箇所がいくつもありました。

 
線路の下のコンクリートの浸食。補修・部品交換された跡もありました。(右写真中央部分)

 
天井は、鉄骨がむき出し状態の作りですが、あちらこちらにサビが見られます。上からの浸食だけでなく、、
列車と接触する際に、雨がつき、錆びた可能性も考えられます。

 

 
実際に、撮影時に通り過ぎたり、乗った何本かの電車に、車両上部のサビと、車体側面のへこみなどが見られ、
車両内外のLEDライトと、LEDライトを浴びた雨(LED水)による、車両自体の劣化が目につきました。

 
錆びた部分には、細かなひび割れがいくつもあり、横一列に走るへこみは、車両表面の劣化を感じさせます。

 
ホームの端の方は、黒ずんだ雨の跡を、LEDの看板が照らしていました。


錆びた水が流れ出ている箇所も。

 
ホームの柱の上部。むき出しの天井から見えたのは、雨の染み込みによる柱接続部の浸食。
柱の内側からの劣化が進むことが予想されます。






まだLED化されていない錦糸町のホームは、それほど激しい劣化は見られなかったものの、

 
天井はひび割れと、その手前の状態の、カビらしき、黒い無数の点があちこちにありました。

 


壁と地面の境目の浸食や、

 
枕木の黒ずみと、黄色い変色、

 
黄色い水が流れ出ているところの激しい浸食、線路の黄色い変色も数ヶ所見られました。





 
終点の押上(スカイツリー前)駅。線路付近の壁は、ずっとこのような状態が続き、

 
コンクリートのひび割れと剥がれがひどく、

 


  
黒っぽかったり、緑色の中に、黄色い水の跡が見られる箇所や、ひび割れたところから、
真っ黄色のヘドロ状の、コンクリートが溶けたらしきものが染み出てきている箇所もありました。

 
天井には、いくつも同じようにひび割れと、補修の跡があり、

 
  
それでもまた、新たな浸食が起きていました。

 
やはり、通気口などからLED化した雨が侵入し、新しくされたパネル部分の裏を通って、

 
下の方の壁を浸食しています。でも、


その新しいパネルも、溝の部分から、浸食が始まっていました。

 
まだ、取り付け途中の様子の発車標も、LED仕様で、さらにLED照明とセットになって、劣化を引き起こします。


ここから雨の染み込み・浸食が始まれば、落下事故にもつながります。




押上駅の構内。半蔵門線の改札を抜けた脇の壁は、

 
やはり雨水が染み込み、黒や黄色い跡になり、サビも発生していて、真下の排水溝付近の壁も白くなり、

 
排水溝のコンクリートはびっくりするほど浸食・崩壊していました。





そこから外へ出るための階段に向かうと、左の壁に

 
このように、テープで囲った箇所があり、パイプの真下は、特に激しい浸食が起きていました。


 
その周りも、同じく浸食されています。


階段の真下に来ると、黄色い色がより濃くなり、

 
階段の踊り場では、ずっと黄色い水が溜まっていて、

 
壁のタイルも、雨の跡の通りに浸食が起きていました。


その壁を照らしているのは、やはりLEDです。(6/26撮影)


東京メトロは、半蔵門線の他にたくさんの路線が乗り入れをしています。鉄道各社は揃って車両照明や
駅構内のLED化を進めていますが、このように、地下鉄でも、LEDの光を浴びた雨は、LED水となって、
あらゆる隙間から浸食・劣化を引き起こし、そこから、さらにたくさんの雨が流れ込み、劣化が加速します。
もし、地下鉄で大きな崩落が起きたら、取り返しがつきません。いくら改装工事をしても、補修をしても、
原因が変わらなければ同じことの繰り返しです。今すぐに、LEDの使用を止めることが必要です。(2017/6/27)



LEDの影響についてのリンク
   
全国のLEDの影響については、こちらをご覧ください。

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