<LEDの影響>
LEDイルミネーションの影響(船橋・中山競馬場)


 
千葉県船橋市の中山競馬場にある、高さ20mのヒマラヤ杉。
生きた樹木のクリスマスツリーとしては日本国内で最大級の大きさとのことで、
毎年芸能人・有名人を招いてのイルミネーションの点灯式もあり、多くの人たちが集まります。



昼間の様子。遠くからでないと、写真に納まりきらないぐらいの大きなヒマラヤ杉。
横を通る人と比べると、その大きさが分かると思います。


 
近くでヒマラヤ杉のイルミネーションをよく見てみると、左の写真の丸いライトは、どうやら昔ながらの豆電球のようですが、
随分、壊れて点かなくなっているものが多く、そのうちこれがすべてLEDに換わってしまったら、この大きなヒマラヤ杉に、どれほどの
ダメージを与えてしまうのかと思います。もうすでに、右のハートや白いイルミネーションボールは新しく換わっていて、LEDのようです。



幹には白い苔のようなものがついていて、

 

 
枝も、樹皮がめくれていたり、剥がれかけていたり、
小さな穴が開いていたり、白っぽく削れたようになっているものもありました。
これらは周りのLEDイルミネーションの影響も大きいのではと思います。



 
みんなが並んで中に入るLEDの馬車。でもその近くに植えられている葉っぱは、
馬車に近いものほど茶色く枯れていて、その影響は明らかです。



 
会場にはこれらのイルミネーションのオブジェもあちこちにあり、中には木々に直接くっついてしまっているものもありました。


 
イルミネーションがくっついている松の木は、葉が黄色く枯れています。(左)
同じ場所で、イルミネーションがくっついていない松は青々としています。(右)

 
同じ馬の形のイルミネーションがくっついている別の木も、くっついている場所の葉っぱは黄色くまだらになっています。



    
夜にはたくさんの人たちが集まって写真を撮るゴジラのオブジェも、
その後ろの木の幹を破壊しています。

  
ゴジラのイルミネーションの後ろにあるだけで、直接木にコードは巻かれていないのですが、
樹皮はめくれ、ひび割れ、緑のペンキを塗ったような苔のようなものがついています。



 
イルミネーションされていると気づきにくいけれど、ツツジの葉っぱもまだらにしか残っていなくて、

 
コードがかかっているところは、葉っぱが黄色くなったり、赤くなってしまっています。



  
そのツツジのイルミネーションや、LEDのオブジェに囲まれた松の木。
緑だけでなく、白や茶色の苔が厚くついています。



  
芝生に直接イルミネーションをしているせいか、だんだん芝の部分が減ってきています。


 
そして、これも直接幹にコードは巻かれていないものの、根っこの部分にコードがかかっている木は、
やはり樹皮がめくれたり、幹が割れていたりします。

これまで、あちこちで、木の幹や枝に、直接イルミネーションのコードをぐるぐると巻かれて、傷ついてしまった木々の姿を
たくさん見てきましたが、ここには、木に直接巻かれなくても、そばにあるイルミネーションによって影響を受けてしまっている
木々の姿や、このまますべてLEDイルミネーションに換わってしまったら、樹齢百年を越える大きな木が、
その生命力を失ってしまうという、決してこのままにはしておけない風景がありました。(2016/12/23)

LEDの影響についてのリンク
   
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