<LEDの影響>
筑波山


茨城県つくば市の筑波山の様子です。(2017/4/25撮影)

神社の脇、「宮脇駅」からケーブルカーに乗り込んで、真っ先に目に留まったのがLEDライト。ケーブルに沿って一定間隔に設置されていました。

 
土や木が倒れてこないように、両脇には、ところどころネットが張り巡らされていました。
進むうち、コンクリートが黄色くなっているところが見えてきて、

 
黄色からオレンジ、茶色へと変わり、黒ずんでいきました。

 
そして、大きくひび割れている箇所も。「筑波山頂駅」に着くと、そこのコンクリートも濃いオレンジ色でした。



御幸ヶ原
 
筑波山頂駅のある御幸ヶ原に着くと、売店や食堂がいくつかあり、遠足の子供たちや、登山者がたくさんお昼を食べていました。
回転式の展望台レストラン(売店)の照明はLEDでした。

 
山頂には、男体山本殿の他に、気象観測ステーションも建っています。

 
御幸ヶ原から見える風景。道ができていたり、ところどころ切り拓かれたと思われる箇所もありましたが、

 
山崩れを起こしたのではと思われる箇所も見られました。



ここから歩いてすぐのところに、男女川源流があるとのことで、行ってみました。

その手前で、樹齢数百年といわれる、筑波山最大級のブナの木がありました。

  
太い枝は途中から折れ、幹にはいくつもの亀裂が入って、コブもあちこちにできています。

  
側のブナ林の木々。

 
側にあった看板。原因は地球温暖化ではなく・・・。


そのすぐ先に、新名所という、男女川の源流と、紫峰杉という、樹齢800年の大きな杉の木がありました。
 
とても大きな木でしたが、全体に分厚く苔がつき、

 
大きな幹も、上のほうは大きく裂けていました。


紫峰杉のすぐ横にある、男女川源流の看板。その脇の木が切られているのに気づきました。
あらためて、周りを見回すと・・・


一面、木が折れたり、切られたりした跡でした。

 

 
倒れたままの木々の姿も、いくつか見かけました。

 
葉も病気になっています。



御幸ヶ原に戻り、そこから女体山へ向かう途中で出会う木々は
 
 
根上がりしたものや、根が変形したもの、

 
  
コブができたり、穴が開いたものや、

 
幹が大きく割れて、根元が朽ちて倒れたものなど、その多くがひどく傷んでいました。

 
「植生回復中」の札のついた柵の側も、切り株や丸太ばかりでした。



 
しばらく歩くと、ブナからオオモミジなどへと、木の種類が変わってきましたが、やはり樹皮が変質したり、幹が折れたり・・・。
ゴツゴツした岩場を登っていくと、ようやく、女体山の山頂が近づいてきました。


山頂には、女体山本殿があるのですが、その石段が、割れて、表面が剥がれ、なくなっていました。

  
進んでいくごとに、それはひどくなり、
 
 
砂利や大きな石もむき出しになっていました。山頂でのこの状態は、とても危険だと思います。



 
女体山山頂から見える風景。場所がよくわからなかったのですが、麓には、この辺りで最大規模の古墳を含め、古墳群があるそうです。
右の写真に見えるのは、ロープウェイの「つつじが丘」駅。やはり、ここからも、切り拓かれたところが見える一方で、

 
写真上端など、やはり山崩れではと思われる箇所も見られました。



 
山頂から、ロープウェイの女体山駅まで、穴の開いた木々や、

 
  
倒れそうな木、倒れた木々の中を歩いていくと、

  
だんだん奇妙な形の木が増えてきました。写真中央の柵の間から見える部分は、太く変形した根のようです。

  
岩に挟まるように生えていた木。根は傷み、樹皮がなぜか一部だけ、巻き付くように残っています。

 
また、女体山駅に近づくとともに、やはりLEDの影響でよく知られる、黄色い苔が岩についているものが多く見られました。

  



女体山駅

女体山駅に着くと、展望台があり、その中央に、岩の中に生える木がありました。

 
行き場のない根や、切られた木の周りを見ると、

  
イルミネーションのコードが巻きつけられていました。冬にライトアップされるようですが・・・

 
樹皮が剥がれたり、苔がついたり、まだ小さな木の根元には、穴が開いています。
山を神聖な場所、「御神体」と言いながら、集客のためにはライトアップまでする。
その一方で、「樹木を大切に」というのは、矛盾しているのではないでしょうか。



 
ロープウェイから見た風景。みんな、口々にきれいだと言っていましたが、よく見てみると・・・

 
実は、とても危険な状態ではないでしょうか。


 
ロープウェイの「つつじが丘」駅を上から見たところ。
広い駐車場に、レストラン・売店、ホテルもあり、写真手前には「ガマ大明神」なるものまで。
その脇に、小屋があり、中にはうずくまって動かない鳥が1羽いました。



男体山に戻り、ケーブルカーで下山したのですが、登りとは反対側の窓から見える風景は
 
ところどころ見られる、折れた木や切り株、

 
伐採予定なのか、テープを巻かれた木、

 
切られた木々が増えていき、

 
あちこちに、木が積み上げられていました。



スピードが速くて、ちゃんと写真が撮れなかったので、いったん下山してから、また、登山コースを少し登ってみました。
上の写真の場所は、登山コースではなく、行くことができなかったのですが、
 
ここでもやはり、木がたくさん切り倒されていました。

 
周りには切り株がいくつもあり、側に生えている水色の〇で囲った木は、下まで大きく裂けていました。

 
細い木の切り株だけでなく、

 
新しい、大きな切り株もありました。右の写真の木は、中が空洞のようです。

 
この山の登山道は、すべて「参道」になっています。この参道を、すっかり根上がりした根を踏みつけながら
毎日たくさんの人が登っていきます。


割れてしまった根たち。



この山全体が観光地となっているため、麓から山頂まで、いろいろなお店やホテルなどもあり、店舗の照明や、車のライト、
季節限定ですが、紅葉のライトアップや、展望台のイルミネーションなど、山のあちこちでLEDライトが使われ、
この山の木々を照らしています。また、今も神事として、修験道の修業が行われているという、荒々しく、重々しい
空気に満ちたこの山の嘘の歴史は、LEDの原因と共に、この山に生きるすべての生命を傷つけています。(2017/4/27)



LEDの影響についてのリンク
   
全国のLEDの影響については、こちらをご覧ください。

ゼロ感性