<LEDの影響>
トンネルの劣化

 
国道128号線の、千葉県勝浦市~鴨川市間には、たくさんのトンネルがあります。(写真は同じトンネルの入り口と出口)
車のLEDライトの光と、その光を浴びて変質した雨がLED水となって、トンネルの劣化を引き起こしている様子を観察してみました。(7/1撮影)

 
すでに、入り口付近のつなぎ目から、雨の染み込みの黒い跡とともに、コンクリートの溶け出しが起きています。
右の写真の縦の線は、天井のひび割れから溶け出したコンクリートが、溜まって盛り上がったもの。

 
ひび割れが、あちこち起きています。

  
側面には、ひび割れたところから、黒い雨の跡が同じようにたくさんあり、そこから続く天井のつなぎ目は、

  
大きく浸食され、すきまができていました。

 
これぐらいの、ちょっと黒くなっている部分でも、すでに、かなり浸食が始まっています。

 
トンネル側面の、縦のつなぎ目も、大きく(2cm以上)ずれて、

  
あちこちに、深い亀裂や コンクリートの欠損がいくつもありました。

 
点検の書き込みには「漏水」「深(い)」などの文字が。

 
トンネルの中ほどに行くと、壁全体に数えきれないほどの大きな亀裂があり、

 
溶けたコンクリートがツララ状になっている箇所もいくつもありました。

 
溶けたコンクリートのある個所からは、常に雨水が染み出していて、歩道へと流れています。

そして、歩道にある、側溝の蓋は、
 
焦げたように黒ずんで、ビックリするほど、ボロボロに崩れていました。

  


 
そして、トンネル中央付近の道路が、ツルツルしていて、真ん中に黒い点がいくつもあるのに気づきました。
どうやら、黒い点は、水滴のようです。反対車線にもありました。

 
近くで見ると、アスファルトが浸食され、削れてへこんだ箇所と、同様に変質してツルツルしてしまった箇所がありました。

 
ツルツルしたアスファルト脇の壁から天井にかけては、大きな亀裂と、雨漏りがあり、亀裂から
雨がしたたり落ち、そこに車のLEDライトが当たり続けたため、アスファルトが変質してしまったようです。
雨の日はさらに、アスファルトが滑りやすく、危険だと思われます。



 
その先、2つ目のトンネルも、やはり、両側の入り口の黒ずみとコンクリートの溶け出し、

 
大きな亀裂もいくつもありました。

 
1つ目のトンネル同様、こちらも向こうが見えるほど短いトンネルですが、トンネル内には苔と、
それぞれのつなぎ目に雨の染み込みによる、黒い筋ができています。
右の写真は、車のLEDライトがトンネル内を照らしているところ。白っぽく光っているところは、
雨水の染み込みで常に濡れていて、そこへライトが当たることで、さらに浸食・崩壊が進みます。

 
トンネル全体を通して、下の方にあるつなぎ目からは、雨水が染み出て、常に地面を濡らしています。このまま地下に、LEDによって
変質した雨が染み込んでいけば、地盤沈下が起こり(すでに起きているかもしれません)、トンネルの崩落に繋がりかねません。

 
つなぎ目から染み出した雨(LED水)が、コンクリートを溶かし、溶けたコンクリートも変質・変色しています。

 
つなぎ目ではない壁の亀裂からも。


深い亀裂と、コンクリートの欠損。


やはり2cmほどの、壁のずれ。


入り口付近の天井の亀裂と、

 
中央付近の天井。

  
コンクリートの溶け出しが激しく、ツララ状に垂れ下がっています。

 
「モルタル浮き」と書かれた部分は、補修した箇所が、さらに浮いてしまって、そこからまたひび割れができていました。
その上のパイプの端を埋めた部分は崩れてしまい、黒く変色し、中身がむき出しになってしまっています。



 
3つ目のトンネルも、コンクリートの溶け出しやひび割れの他に、金属パイプの劣化と腐食が見られました。

 
やはり、入り口付近から、たくさんの亀裂が見られ、

 

  
「補修モルタル浮き」や「補修モルタル欠損」の書き込みがいくつもあり、補修したところから
さらに劣化が進んでいること、補修が追い付かないことを表しています。

  
欠損の書き込みと同様に、とても多く書かれていた「エフロ」の文字。

   
どうやら、コンクリートの溶け出しのことのようでした。

 
これらの壁からの雨が染み出した箇所は、水たまりとなって、さらに土中に染み込んでいったり、

 
溶けたコンクリートとともに、壁だけでなく、地面を浸食していきます。

 


 
トンネル中央部も、

 
入り口付近も、

 
どこもかしこも、亀裂だらけです。



歩道のあるトンネルは、すべて従来のライトでしたが、すでに片側のライトがLEDに換わってしまった
トンネルもいくつかあったので、車内から撮影してみました。(助手席から撮影)
  
 
LEDのほうが明るいと言われますが、なぜか写真を撮ると、モノクロのようになってしまい、あまりうまく撮れませんでしたが、
やはり、これまでに観察したトンネル同様、つなぎ目からの浸食や、天井の亀裂などが、たくさん見られました。


交通量はそれなりに多いものの、短めのトンネルのため、トンネルに取り付けられているライトも少なかったのですが、
それでも、これほどあちこちが浸食・劣化している様子を見ると、高速道路などの長くて、交通量の多いトンネルの
劣化スピードは相当なのではと思いました。あちこちにあった、書き込みや補修の跡を見ても、それを上回るスピードで
劣化していることも分かります。このままでは、近い将来、トンネルの崩落事故が全国各地で一斉に起こるかもしれません。
取り返しのつかないことになる前に、今すぐ、すべてのLEDの使用をやめることが必要だと思います。(2017/7/2)



LEDの影響についてのリンク
   
全国のLEDの影響については、こちらをご覧ください。

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